ある経理の転職体験記

2014年5月~2014年9月に行った私の転職活動を振り返ってみた。
ごく普通の経理の転職活動なので一つの例として参考にしてもらえたらと思う。

人生初の転職活動

30台半ばで人生初の転職活動を行い4か月ほどかけて納得できる会社から内定を獲得した。
活動期間中に面接までこぎつけた会社は7社。
結果は、

内定        1社
最終面接落ち    2社
一次面接通過後辞退 4社

となった。
書類選考で落とされた会社も含めれば最終的に10社くらいエントリーしたことになる。
仕事をしながらの転職活動だったため、活動時間は平日の夜がメインで、時々有休を使って面接に行ったこともあった。

転職のきっかけ

35歳限界説なる話を聞いたので、その前に1度は転職してみようと考えていた。

前職では経理に10年在籍して一通りの業務を経験してしまったので、新しい仕事にチャレンジしてみたい気持ちがあった。
特に上場会社の経理で開示業務に携わってみたいと思っていた。

また、前職が典型的な年功序列型の日本企業であったため、課長になるためには4,5年待たなくてはいけなかった。
その間、ずっと同じ仕事をし続けて昇格を待たなければいけないことに我慢できなかった。

仕事が暇だったことも一つの要因。
人間、暇なときは余計なことを考えるものである。

会社の業績がピークだと感じたこともきっかけであった。
事実、自分が退職した後は業績が毎年落ちている。

転職活動のポイント

転職活動の目的は何かを明確に決めておく

年収アップ、スキルアップ、ブラック企業からの脱出、労働時間の短縮、通勤時間の短縮などなど、前向きな目的でも後ろ向きな目的でもいいが、何のために職を変えたいのかはっきりさせないと求人会社が多すぎて絞り切れなくなる
たまたま景気が良かっただけなのかもしれないが、自分が転職活動を行ったときは転職サイトやエージェントから紹介される会社の数が膨大であり、活動を続けている中でも次々と新しい求人が送られてきた。

経理の場合、これまでとは違う業種の会社に行くことも可能なので選べる会社の数はかなり多い。
業種を絞る必要はないが、もし畑違いの業種に行く場合は入社後にかなり戸惑うこととなるので心構えだけはした方が良い。

転職サイト、エージェントは複数登録が当たり前

節操なく登録し活動しながらどんどん切り捨てていくやり方が良い。
自分は最終的にJACリクルートメントに絞ったが、2社くらいを使い分ける方が良かったかもしれない。

失敗したこと

通勤時間を考えて会社を選ぶべきだった。
これまで何度か転勤したことがあったが通勤時間は30分を超えたことがなかった。
しかし、転職後、通勤時間が1時間ちょっとかかる所に職場が移った結果、かなり通勤が大変であることが分かった。
エージェントは入社させることにだけ注力しているため、こちらの通勤事情は何も気にしてくれない。

面接のポイント

1次面接

現場の話を聞くなら1次面接しか機会はない。
入社してすぐに顔を合わせる人たちが面接官になるので、どんどん突っ込んだ質問をするべき。
多少、失礼かもしれないことでも臆せず聞かないと入社後に後悔することになる。
特に聞くべきは会社や経理部門の文化や風土だろう。
黙々と仕事を行う部署なのか比較的雑談が多い部署なのかが分かるだけでも重要な入社の判断材料となる。
面接官も求職者が自分たちの部署に合うかという視点を重視していることが多い。
いくら優秀であっても会社や部門の風土に合わなければ本来の能力を全く発揮できくなってしまうと考えるからだ。

2次面接以降

2次以降は面接官の役職が上がるため、現場の話よりも転職活動の目的や将来の話が中心となってくる。
内定を獲得するための場と割り切ってしまうのもアリだ。
この段階で現場の細かい質問をしても明確な回答は得られないと思った方が良い。

まとめ

最近、経理の求人状況を確認するためいくつか転職サイトに登録してみたが、やはり会社数は多い。
どこの会社でも人手不足なのだろうか。

転職を考えている人もそうでない人も、転職サイトに登録して世の中の会社が求めている経理人材がどのようなものなのか理解しておくことは有効だ。
世の中の流行を追うことだけが正解ではないが、逆にその会社でしか通用しないスキルを磨き続けるのは、会社と共倒れとなるか会社の言いなりにならざるを得ない。
従業員と会社は対等であるべきと自分は考えるので、たまには転職サイトでも覗いて世の中の経理の流行を眺めてみてはいかがだろうか。

私が転職活動中に読んだ本です。読んで元気が出ました。これから転職活動を考えている方にも是非お勧めです。著者の山崎元さんはお金の本もたくさん出していて、この本をきっかけにそちらもいくつか読みました。今度紹介しようと考えています。